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受動型アスペルガーの思考プロセスと経験談。

定型の人はそう思うかもしれないけれど…『私はこう思うんだ!』 受動型アスペルガーの思考プロセス。 それによって起きた実際状況を淡々と書いています。 私(受動型)、旦那(孤立型)、子供(受動型)、母親(積極奇異型)、各々固有の特性で噛み合わない感が面白困る日常会話も書いています。

挨拶が出来ない。

■受動型アスペルガー編■
物心ついた頃から挨拶が物凄く苦手でした。

幼稚園や小学校の集団での挨拶(「先生おはようございます、皆さんおはようございます。」のようなもの)や相手からしてきた挨拶への返事は出来るのですが自分からする挨拶が出来ませんでした。

特に人見知りが酷いというわけではありません。
年齢を重ねてきてようやくしっくりくる理由を自分の中から見つけられました。

小学校時代

低学年時期は、そもそも何故挨拶をしなければいけないのか理解していませんでした。
みんながするからやらなければならないもの…という感じだったと思います。
なので自分からしようと思う気持ち自体が無かったです。
なのでしませんでした。
親がいると「しなさい」と言われるので言われたらしていました。

中学年~高学年は「挨拶をしないといけない。」という理解に変わりました。
しかし、どうやっていいのか分かりませんでした。
「ただ会った人に『こんにちは』や『おはよう』と言うだけだよ。」なんて言われそうですが、そういうどうやるという意味ではなく。

  • 誰に
  • どんなタイミングで
  • どんな風に

…等々。
そういう細かい事が分からず挨拶が出来ませんでした。

ここ数年の間に知ったのですが、定型の人(普通の人)はそんな事考えて挨拶なんてしないんですね。

この時期、挨拶しないといけないのに出来ない事に凄く悩みました。

なるべくやろうと努力してみますが、挨拶を失敗することが怖くて緊張をし声が小さくなったり、裏返ったり…。
その結果相手に気づかれなかったり、からかわれたり…。

今思うと挨拶へ失敗があるっていう発想が変わっているんだろうな…と思います。
別に『完璧な挨拶』を求めているわけでは無いです。
『人に変に思われない、不快にさせない挨拶』を求めているっていうのがいちばんしっくりくるかな…?と思います。

そもそもモジモジしてしまってる時点でよくよく考えると不自然なんだと思いますが本人その時にはその事に気づいていません。

その事に気づいていても、なるべくモジモジしないようにと緊張が増えるだけだと思いますがね…。

中学校時代以降

小学校時代の努力の結果、先生とよく遊ぶ友達はからかわない、無視もほとんど無いということに気付き、一部ですが自然と挨拶出来るようになりました。

この時期悩んだのは特に仲良いわけではないクラスメイトや先輩や後輩に下駄箱や廊下等でばったり会ったり目があったときでした。

  • 無視はよくない気がする。
  • でも、挨拶した後何か話がしたいわけではない。むしろ会話をされるとテンパるのでされたくない。
  • 逆に急に仲良くない人から挨拶されたらビックリしないだろうか。対応に困らないだろうか。
未だに仲良くない人の対応へは悩み中です。
でも以前よりは出来るようになったかな…?

子供の幼稚園のクラスメイトのお母さん(会話はしたこと無い人)や住んでるアパートの住人さんには挨拶出来るようになりました。


現在どうしていいか困っているのは、子供と違う学のお母さんと幼稚園の敷地内で会ったとき、アパートの住人さんだけど小学生やら中学生やら子供だけだったとき…。

お互いに無視しあうことも多いですし、する人はするし、出来るときだけでいいよね…思うのですが(思い込もうと努力中。認知療法です。)どうしてもその場面になると緊張します…。

数年後には挨拶に変なストレスを感じなくなるようになったらいいなと思います。

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