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受動型アスペルガーの思考プロセスと経験談。

定型の人はそう思うかもしれないけれど…『私はこう思うんだ!』 受動型アスペルガーの思考プロセス。 それによって起きた実際状況を淡々と書いています。 私(受動型)、旦那(孤立型)、子供(受動型)、母親(積極奇異型)、各々固有の特性で噛み合わない感が面白困る日常会話も書いています。

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自分の失敗を報告しないといけない時に言えない。

■受動型アスペルガー編■
人間なのでミスもたまにはします。
しかし、受動型アスペルガーは他人がそういう場合は気にしないけれど、自分がその立場になったときそれを容認できず、パニックや拒否反応を起こします。

小学校時代によくある例

寝坊をし集団登校をするメンバーに「遅れるから先に行って。」と伝えなければならない状態になったとき、伝えられません。「言いたくない。」といいます。場合によっては親に「言ってきて」といいます。

何故伝えられないのか…?

伝えなければみんなが困るのは理解しています。
この時受動型アスペルガーは「寝坊してしまった」という失敗をみんなに言わなければならない事に異常な程のストレスを感じています。

恐らく、寝坊をした事を伝えても「分かったー、じゃあ、先いくね!!」くらいにさらっと流してくれる人が多いと思います。

しかし『もしかすると「あいつ朝起きれないやつなんだ」というレッテルを貼られるかも。』や『後でからかわれたり、他の人に言いふらされたりするかもしれない…。』等の事を思っています。
(受動型アスペルガー特性の『完璧思考』参照。)

え、たかが寝坊で!?っと思うかもしれないですが、受動型アスペルガーにとってはゆゆしき事態です。

多分定型の人でもとても大きな失敗を人に言うのは勇気がいりますよね?
それと同じ現象が小さいことでも頻繁に起こっているということです。

こんな事をいう子供を持った親は『(何をこんな大したことないことに)ぐだぐだ言ってるのかしら…。さっさと報告してきなさいよ。』と思うのでしょう。

上記にもありますが、受動型アスペルガーの中では大変なことが起きているので、まずはそれを落ち着かせてあげてください。
そして、集団登校のメンバーに報告しないとメンバーが困るということを優しく教えてあげてください。(恐らく分かっているとは思います。)
一人で報告に行けるなら『頑張って言っておいで』と、無理そうならしばらくは一緒に言いに行くのもいいでしょう。

間違っても親一人で言いに行かないで下さい。
自分で言うことを覚えず大人になると、その後困るのはお子様本人です。

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